〒997-0037 山形県鶴岡市若葉町26-31

(山形県立鶴岡南高等学校内)

TEL.0235-22-0061

 鶴翔同窓会の皆様には、日頃より本校の教育活動に御理解と御協力を賜り誠にありがとうございます。

 令和6年度開校の中高一貫校「致道館高等学校・中学校」の開校を控え、今年度が鶴岡南高等学校としては最後の1年となります。昨年度途中から校舎改修工事も始まり、工事期間中はできる限り教育活動に大きな支障をきたすことがないよう、様々配慮しながら進めているところです。

 この3年間は、新型コロナウイルス感染症の感染防止に明け暮れましたが、令和5年5月8日から感染症の位置づけが5類への移行となりました。現在は、必要な感染症予防対策を行いつつ、生徒と教職員が知恵を出し合いながら、年間行事予定通りに教育活動を行っております。印象深かったのは、行事そのものではないのですが、「山河の姿」から始まる校歌を生徒・教職員が体育館で歌っているのを見ることができ、とても感動を覚えました。

 本校の近況について御報告させていただきます。今年3月の卒業生の進路状況は、現役で京大1名、東北大や北海道大学等の難関大学に15名が合格し、そのうち東北大学医学部医学科に1名となっています。山形大12名、新潟大に18名など、国公立大学には合わせて109名が合格となり、大いに頑張ってくれました。私立大の合格者数は延べ240名で、早稲田大2名、慶應大1名、立教大6名、明治大5名、同志社大1名、立命館大2名など、近年の好調の流れを引き継ぎ、素晴らしい結果を残してくれました。過年度生においても、一橋大、東京外国語大、神戸大、新潟大医学部、東海大医学部などに合格するなど健闘しました。

 部活動では、昨年度の主な結果として、アーチェリー男女それぞれ団体(女子は鶴岡北との合同チーム)と水泳男女個人及び男子リレー、卓球女子シングルス(県大会1位、2位)がインターハイに出場し、文化部は科学部が全国高等学校総合祭に出場、吹奏楽研究会と音楽部が東北大会に出場するなど、相変わらず各部とも大いに活躍してくれました。今年度も同様の活躍を各部とも見せてくれるものと大いに期待しているところです。

 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)については、第Ⅲ期申請を昨年度再度行い、無事採択となり今年度から5年間の指定を受けることができました。昨年度はSSH経過措置校となり、国からの予算が大幅減額されたところを同窓会や本校後援会の皆様から御支援いただき、「鶴南ゼミ」をはじめとする活動を実施できましたこと、改めて感謝申し上げます。

 令和6年度開校の中高一貫校に関しては、校名が昨年10月に「県立致道館中学校・高等学校」と公表され、今年6月の県議会において、県立学校設置条例が改正され正式決定となります。校章については6月公表予定、校歌は12月の公表を目指し検討を進めているところです。

 今年度は何といっても鶴岡南高等学校としての最後の1年でありますので、歴史と伝統ある南工定期戦や南高祭(文化祭)などの行事では、生徒・教職員をはじめ保護者や同窓会の皆様からの御協力・御支援をいただきながら、記憶に残るものにしていきたいと思っています。

 この1年、教職員一同頑張ってまいりますので、同窓生の皆様の益々の御支援を重ねてお願い申し上げますとともに、皆様の御健勝と鶴翔同窓会の益々の御発展を御祈念申し上げ、あいさつといたします。

令和5年5月

校長 遠田 達浩